こんにちはfree lifeです。
先日お客様に甘いものが好きなんだけど、太らない甘味料ってないの?ということを聞かれました。
そんな都合のいいものがあったら是非試したいですよね!
しかし実はあるんです!
スーパーなどではラカントという商品名で売られていますが、羅漢果とは実際どんな食品なのでしょうか?
今回はそんな羅漢果糖とはどんな糖なのか?
と言うお話です。
羅漢果糖とは
羅漢果糖は、羅漢果という中国南部の桂林が原産の植物から抽出された糖です。
羅漢果から抽出できる糖は、「テンペングルコシド配糖体」という食物繊維の一種で砂糖の約300~400倍の甘さがあります。
果実は濃い緑色で、表面には光沢があり、見た目はキウイに似ています。
数多くの薬効があることから、神果と呼ばれています。
羅漢果は、中国政府が国家保護植物「重点保護植物」 として厳しい規制を設けており、生の果実は国外にはほとんど出回ることはありません。
わたしたちが日本で購入できるの物は、乾燥させた果実か、加工された粉末だけに限定されます。
また栽培されている桂林は、
- 雨がよく降る
- 日照時間が短い
- 昼夜の温度差が大きい
- 水はけがいい土地
この様な条件をみたし、さらに土には豊富なミネラルが含まれている場所で羅漢果は育ちます。
また抗酸化作用がとても高く、「神果」と呼ばれており漢方にも使われています。
ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれており、まさに神の果物だと思います。
羅漢果糖の作り方
羅漢果から抽出された羅漢果エキスは
「配糖体」、「ラカンカ抽出物」と呼ばれ市場などに並びます。
羅漢果エキスの製法は
- 抽出
- 濾過
- 濃縮
- 乾燥
この過程で作られており、使用するのは羅漢果と水のみです。
乾燥羅漢果から自宅で、羅漢果エキスを作ることもできますよ!
作り方は簡単!
軽く砕いた羅漢果を1~2Lの水に入れて、あとは20〜30分煮るだけです
お湯で割って羅漢果茶として飲むこともできますが、お砂糖の代わりとして使いたい方は少し濃いめに煮出して使うことをおすすめします。
羅漢果の糖質量・カロリーは
羅漢果糖を使ってみたいけど、きになるのがカロリーや糖質!
羅漢果糖はゼロカロリーって聞くけど、本当なのでしょうか?
羅漢果糖はテンペングルコシド配糖体という食物繊維の仲間です。
私たちの体の中にはこの成分を消化する酵素がないため、体内に吸収されず排泄されます。
そのためカロリーが体に吸収されることが、ないということです。
それでは糖質はどうでしょうか?
甘味料は、砂糖やはちみつのような糖質甘味料と、ステビアやスクラロースなどの非糖質甘味料の2つに分けることができます。
羅漢果糖は天然の非糖質甘味料となり、糖質ゼロの糖に分類されます。
糖質甘味料 | 非糖質甘味料 | 非糖質甘味料 |
人口甘味料 | 天然甘味料 | |
砂糖、オリゴ糖、はちみつ 果糖など | スクラロース アスパルテームなど | 羅漢果 ステビア 甘草(グリチルリチン) |
羅漢果の効能は?
羅漢果の持つ効能
神果と称され、さまざまな薬効が期待出来る羅漢果には、実際にはどのような効能があるのでしょうか?
羅漢果の持つ効能
- 過剰な活性酸素を取り除くフリーラジカル消去作用
- 抗ストレス作用
- 消炎鎮痛作用
- 咳止め
- 整腸作用
また、これらの効能の他に羅漢果糖には、糖尿病や糖質制限をされている方にうれしい効果があります。
糖尿病を予防
活性酸素を取り除く作用は血の巡りをよくして、膵臓の働きを活性化させます。
その結果、インスリンの分泌作用が良くなり、糖尿病の予防になります。
また、羅漢果糖は食物繊維のため腸で吸収されず血糖値の急激な上昇が起きません。
そして血糖値を下げるホルモンであるインスリンレベルを改善することができるので、糖尿病の方は砂糖の代わりに、羅漢果糖を使うことをおススメします。
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糖質を制限できる
羅漢果糖は非糖質甘味料です。
そのため体内で吸収されることがないので糖質制限をしている方や、ダイエット中の方にはおススメの甘味料です。
さらにうれしい効能として、テンペングルコシド配糖体(食物繊維)は腸内のビフィズス菌などの善玉菌のエサとなるため、整腸作用も期待できます。
羅漢果糖は、この様に美容と健康にも大変うれしい効能を持つ甘味料なのです。
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栄養価が高い
羅漢果糖は他の甘味料と比べてみても、ビタミンEやミネラルが豊富なため、栄養面でも優れた甘味料といえます。
食品100g中の含有量
上白糖 | はちみつ | 羅漢果糖 | |
ナトリウム | 1mg | 7mg | 6mg |
カルシウム | 1mg | 2mg | 154mg |
マグネシウム | 0 | 1mg | 92mg |
リン | 0 | 4mg | 123mg |
鉄 | 0 | 0.8mg | 9.55mg |
ビタミンE | 0 | 0 | 8mg |
羅漢果には副作用があって危険?
羅漢果糖は天然の植物から抽出されて作られる、天然由来の糖です。
そのため、副作用はほとんどないと言えます。
しかし、羅漢果糖ほとんど腸で吸収されることはありませんが、実は微量の果糖がふくまれています。
そのためカロリーが100%ゼロではありません。
また、血糖値が上がらないことで、低血糖状態になる可能性があります。
甘味料をとることでインスリンが分泌されるのですが、血糖値が上がらないため空腹感を感じて、甘いものが食べたくなることがありあす。
この様な注意点はいくつかありますが、羅漢果糖は、天然由来の非糖質甘味料で、糖質ゼロ、カロリーもほぼゼロです。
糖尿病や糖質を気にされている方は、砂糖の代わりとして使用できる甘味料なので是非試してみて下さい。
羅漢果を使った簡単おすすめレシピ
羅漢果のお茶(乾燥羅漢果)
材料1人分
調理時間20分
材料
乾燥した羅漢果1つ
つくり方
- 適当な大きさになるように羅漢果を割ります
- 1に水2リットルを入れて沸騰させた後、弱火で20分程度煮出します。
- これで完成です。
羅漢果の本来の優しい甘みを味わうことができ、煮物などの料理をするときには甘味料として使う事もできます。
保存は冷蔵庫で行い、数日で使い切るようにしましょう!
ドレッシング(羅漢果エキス)
調理時間5分
材料
米酢大さじ2
しょうゆ大さじ1
ごま油小さじ2
羅漢果エキス2滴程度
つくり方
1これらの材料を全て混ぜ合わせれば完成です。
簡単で手間のかからないのに大変美味しいです。
しかも糖質やカロリーもかなり抑えられることが嬉しいですね!
まとめ
羅漢果糖は糖質やカロリーを抑えることが出来る甘味料です。
ダイエット中の食事制限などには強い味方になるので是非試してみてください。
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