こんにちは、調理師のfree-Lifeです。
今日は家庭でお寿司屋さんのような本当に美味しいお寿司の作り方を皆さんに紹介したいと思います。
今から紹介する内容は普段私の店でも行っているレシピなので自身をもっておすすめ出来ます。
是非自宅でお店の味をご堪能下さい。
普段お寿司というと、外で食べる外食系か、スーパーや寿司屋で買ったものを、家で食べる中食がほとんどだと思いますが、寿司は自分で作って食べるのが、一番うまいというのを、ご存じでしょうか?
それはやはり、作りたてが一番うまいからです!当然のことですね。
しかし、寿司を作るというのは非常にハードルが高いように思われると思いますが、しっかりポイントをおさえていけば、十分家庭でもお寿司屋さんのようなお寿司が作れます。
正直スーパーや回転寿司のお持ち帰り寿司よりうまいと思います。
それでは説明に入りたいと思います。
すし飯の作り方は?
まず寿司と言うと、真っ先にネタが勝負と思うかも知れませんが、
実はシャリ重要です。
どんなにいいネタがあってもシャリが不味ければ、美味しい寿司とは言えません。
逆にシャリがうまければ、高級な寿司ネタでなくても、美味しい寿司になります。
これから説明するレシピを是非とも実践してみてください。
① 先ずはシャリの作り方
シャリとは米のことで、寿司屋では酢飯のことをいい、炊き立てのご飯に酢を混ぜたものをいいます。それでは作り方を説明します。
先ずは米を選びます。
米はコシヒカリが寿司には適しています。
昔はササニシキが人気があったようですが、今はコシヒカリが追い越しました。
※しかし家庭ではコシヒカリがない場合はある米で構いません。炊き方は後で説明します。
米を研ぐ
まず米を研ぎます。あまり力を入れずに何度か研ぎます。とぎ汁が少し白っぽい透明ならOKです。
とぎ終わったらざるにあげます。
check!
普通家庭でご飯を炊くときは、浸水すると思いますが、すし飯は余分な水分をなるべく吸収させたくないので、ざるに上げます。
時間は大体30分~40分位がいいです。
すし酢の作り方は?
次に合わせ酢を作ります。これは正直なところ、寿司作りを生業としている人なら一番教えたくなところですね!(苦笑)。
是非とも今から説明する分量を実践してみてください。
本当に美味しい酢飯が出来ますから!
すし飯一升の分量
- 米酢200cc
- 砂糖100g
- 塩50g
簡単ですよね!
- すし酢は長期保存が可能な為一升分くらいは作っておくと便利です。
- 一合のすし酢の分量は30ccです。
ご飯の炊き方は?
次はご飯を炊きます。
市販の炊飯器を使用して炊きます。
電気炊飯器はお店で使用しているガス釜などに比べ火力が弱い為、軟らかめになりがちです。
なので水は少し少なめにしてください。
なぜなら後から酢を混ぜるので、混ざった状態がベストの硬さにならなければいけません。
check!
そしてここからがプロの隠し味で、『だし昆布』を入れて炊いてください。寿司屋の味にかなり近づきます。
それでは混ぜます。
この時に是非とも用意して頂きたいのが『飯台』(ご飯と合わせ酢を混ぜる木の桶)です。
ホームセンターなどで2000円前後~で販売されてます。これを使うことにより、余計な水分を木が吸ってくれて美味しいふっくらしたシャリができます。
ご飯とすし酢を合わせる
それではご飯にさっき作ったすし酢をまぜます。では飯台にご飯をいれます。
合わせ酢は『一合に対して30cc』、これをご飯の上にかけてしゃもじで斜めに切るように混ぜていきます。
何度か繰り返して、混ざったら平にならして「うちわ」か「扇風機」で余分な水分を飛ばします。
表面につやが出てきたら、しゃもじで上下ひっくり返してまた「うちわ」か「扇風機」で風をあて、つやが出ればOKです。
動画で確認したい方はこちらから!
https://www.youtube.com/watch?v=OdEMK2sy0Iw
味見をしてみてください。美味しい美味しい『銀シャリ』が出来ましたよね!
それではいよいよ寿司を作っていきたいと思いますが、いきなりプロのような握りはハードルが高すぎますね!
なので今回は、100均などでも売っている型を使って、プロのような形をつくっていきたいと思います。
寿司をつくる!
さて、まずは今回使用する道具を紹介したいと思います。右から、まきす、海苔巻きの芯、にぎりの型です。
それでは、これを使って作っていきます。
先ずは今回のお寿司のテーマは『海鮮ちらし軍艦と、握り寿司』です。
偉そうな名前ですが、ようするにスーパーで売っている刺身の『切り出し』を、豪華な寿司に変身させようというものです。
しかしそれだけでは面白くないので、握り寿司と海苔巻きも入れて豪華な盛り合わせにしたいと思います。
これ本当に美味しいので是非やってみてください!
ちらし軍艦まきの作り方
まず、シャリ玉を作ります。下の写真のようにシャリ玉の型を使って作ります。次に軍艦巻きの具を作ります。下の写真のように色々混ぜて、市販のめんつゆを少量絡めます。
軍艦巻きの作り方の動画はこちらから!
https://www.youtube.com/watch?v=xALhbuGJ_sY
次に先ほどのシャリ玉にのりを巻いて、作った具をのせます。
こんな感じです!けっこう豪華に見えませんか!
次は握り寿司の作り方を説明します。
にぎり寿司の作り方
先ほどと同じように、シャリ玉を作ります。下の写真のように並べて、ネタをのせます。ここで、一手間かけます。
これだけで全然見た目が変わるので是非やってみてください!
シャリ玉にネタをフィットさせるイメージです。
難しそうに思うかも知れませんが、大丈夫です。
ここで巻きすが登場します。
通常巻きすは海苔巻きに使いますが、握りにも使うと、より本格的な握りになります。
それでは説明します。
上のただネタをのせただけの寿司を、下の写真のように、軽く上から下に押さえ込むように握ってください。
すると次の写真のようにきれいな寿司になります。ジャストフィットです!
今度は海苔巻きです。
海苔巻きの型に、シャリとネタを写真のように入れます。
これは100均に売っています。
そして二つを合体させて海苔巻きの芯にします。
そしてこれを巻けば完成です。
最後に今作ったお寿司をすべて盛り込みます。完成写真がこちらです
じゃじゃーん!すごくないですか!
お疲れ様でした!
みなさんも自前ながら、本格的なお寿司に仕上がったと思いませんか?!
スーパーの安い刺身の切れ端も、工夫次第で豪華なお寿司に変身します。
そして握りも、巻きすを使うと本当に職人さんが握ったような形になります。
中高年のお父様方、週末の飲み代の一部で豪華な手作りお寿司を家族の為に作って、失った父親の権威と株を取り戻し、もう一度あの頃の『シュッとしてそこそこイケてたパパ』と呼ばせてやりましょう!
もう休日に『お父さん、邪魔!そこどいて!!』なんて言わせてる場合じゃありません。休日はパパ料理を振る舞う、イマドキのかっこいいお父さんになりましょう。
ちなみに食べ過ぎてお腹が気になるお父さんはこちらの記事も参考に!
中高年!無理しないでダイエット!瘦せすぎ注意!
今日も最後まで読んで読んで頂きありがとうございました。
“簡単お寿司の作り方!本職料理人が分かり易く教えます。” への3件のフィードバック