料理初心者でも出来る豚肉の焼き方!猛烈に美味しく柔らかくなります。

こんにちは調理師をしているfree-Lifeです。

みなさん普段自宅で豚肉を焼いて食べている思いますが、お店の味となんか違うと思ったことありませんか?

もちろん機材や材料たれなどの違いはあると思いますが、実はそんなことよりだれでも簡単に、しかも柔らかく焼ける方法があるんです。

もちろんプロの調理師の私も、普段このやり方で焼いています。

そんな秘密の焼き方を今日は皆さんに紹介したいと思います。

是非参考にしてください。

豚肉を焼くときは肉を常温にもどす


みなさん普段自宅で肉を焼くときに、冷蔵庫から出してすぐにフライパンで焼いていませんか。

これがまず最初の間違いです。

肉は冷たい状態から焼くと、固くなります。

たまにゆっくり低温で焼けば大丈夫という方がいますが、やはり常温に戻した方が間違いはありません。

豚肉は高温で焼くと固くなる?

普段焼き肉やフライパンで豚肉を焼く場合、温めて[ジュー]と音が出るほど高温で焼いていませんか?

実は豚肉は高温が嫌いなのです。

肉は50度をすぎたころからタンパク質が変化し始めて、凝固、収縮し始めて肉の内部の水分を外に出そうとする働きがおきます。そして急激な収縮により肉は固くなります。

できるだけ短時間で、肉の中心に火を通すことが上手に焼くコツです。

なので肉は冷たい状態でなく、なるべく常温に戻してください。

私のお店では肉を焼くときは「特に塊肉」一度ぬるめのお湯に入れて芯まで常温に戻します。

そうすることで少しでも短い時間で火が通るようになります。

塩水につける!

これマジでやってみてください!

味が一気に変わります。

海水程度の塩水に数分豚肉をつけます。

すると水がみるみる赤くなってきます。

これはすべて「あく」です。そしてこれこそが肉の臭みでもあります。

一度このやり方をやってしまえば、もう買ってきたばかりの肉は臭くて食べれません。

順番的には

 1 肉を塩水につける

 2 ぬるめのお湯につける

 3 味付けして焼く

この順番です。

塩水処理はひき肉にも使えますし、また味付けした肉をお湯につける時は、袋に入れれば大丈夫です。

是非やってみてください。

低温で焼く


さていよいよ焼き方です。

多分ふだん皆さんはフライパンを高温に温めて、一気に焼いていませんか?

これが上記でも説明したように、固くなる原因です。

フライパンで焼くときは、フライパンを温めなくても大丈夫です。

常温に戻した肉を冷たいフライパンにのせて、弱火でゆっくり火を通していきます。

その時必ず蓋をしてください。

ふたをすることでオーブンと同じ効果がえられ、フライパンが温まるのと同じペースで肉に火が通っていくので、肉汁も中に閉じ込めれるし、低温で火が通る事で柔らかくてジューシーに仕上がります。

IHがある方は一番弱か中で焼くことをオススメします。

ガスの方は少し高温になってきたら一度火を止めましょう。ベンチタイムをつくることでより柔らかく焼きあがります。

低温で焼くことで老化防止?


低温で焼くことは体にも大変いいです。

高温で焼いた肉は焦げ目がついて、見た目は美味しそうに見えます。

しかしこの焦げ目は老化の原因になります。

高温で食材を焼くと、食材の糖とたんぱく質が反応して起きる、糖化という現象がおき、AGEsという変性したたんぱく質に変わります。

そしてこのAGEsのあたいが高くなればなるほど、老化がすすみます
まとめ
いかがでしたか参考になったでしょうか?

豚肉は高温が嫌いです。

なので必ず焼く前は、常温に戻して低温でじっくり焼いてみてください。

いつもの豚の生姜焼きが、お店の生姜焼きに変わりますよ!

あと塩水処理もお忘れなく、臭みがまったくなくなりますから!